展示車やショールームのPOP。
その伝えたい相手は
男性、女性どちらでしょうか。
「顧客は誰か?」(ドラッガー)
もし、どちらも特定されていないなら
もったいないことをしているかもしれません。
ー『男女目線の違い』とはー
たとえば、理容室(バーバー)と美容室(サロン)。
どちらの店にも知人がいるので
月替りで交互に通っているのですが
いまの時期、カットに行くと必ず
「夏用シャンプー」
を提案されます。
ただ、この提案方法が面白いのです。
理容室はカットの最中に小声で
(この夏シャンプー、値引期間は終わっているんですが
小田さんだけ特別に半額で出せますけど、どうですか?)
とコソッと耳打ちしてくるのですが、
美容室はカットの最中に
「小田さん、これいま、すごい人気なのよ〜、あ、◯◯さんもこれ、どうだった?良かった?」
と隣りのお客様も巻き込みながら提案してきます(汗)。
男性客がメインの理容室と
女性客がメインの美容室。
なぜ、提案が変わるのでしょうか?
ー『目的脳』と『共感脳』ー
脳科学の視点で見れば
男は『目的脳』、女は『共感脳』
と言われています。
*早稲田大学の森川教授によれば狩猟時代の遺伝子の名残りで男は狩りをする時に獲物に気づかれるため必要最低限の会話しかせず女は獲物に襲われないために声を出して存在を確認し合う共感脳になった、と論説されています。
いまの時代、
この表現は適切ではないかもしれませんが、
なんとなく理解できます。
つまり、
男性は『目的』を、
女性は『共感』を重視する。
これ、車販も同じかもしれません。
男性に刺さるPOP、女性に刺さるPOP
男性顧客には目的を意識した情報を(今買うならナビ半額にしときます!、とか)、
女性顧客には共感を意識した情報を(うちの妻も同じクルマ乗ってます!、とか)。
それらを踏まえてPOPで表現するなら
女性ウケ:「ベビーカーをそのままポンっ!だからママに選ばれています!」
といった感じでしょうか?
前者のPOPを女性に見せても共感は得られないし
後者のPOPを男性に見せても納得されません。
つまり、言いたいことは
『ミスリード、起きてませんか?』
ということです。
オトコ目線、オンナ目線の切り替えで売上アップする方法とはマーケティング視点を意識しながら、展示場やショールームのPOPを見直せばいま以上に効果的なアプローチができます。
ぜひ、お試しください!
『女性脳に効く』POP作れます。